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2014年 12月 29日

古漬けたくあん

古漬けたくあん_c0335953_23294440.jpg

床下の収納場を掃除しがてら、昨年漬けて、春以降残りを入れたまま放置していた
たくあんの樽を片付けようと出したところ、上の一段は黴っぽく変色していましたが、
下の方は糠が漬けた時のままのきれいさで、たくあん自体も何とも言えない香りと甘さのある
ふくよかな味わいになっていました。
6%の塩分では春まで持てば良く、あとは酸っぱくなるだろうと思っていたので、
思わぬ贈り物をもらったような気持ちになりました。
置き場所が良かったのか? 重めの重しをしたままだったのが良かったのか?
3年もの、5年ものというたくあんは、食べたことは無いけれど美味しそう!
来年は長期保存用たくあんに挑戦してみようと思います。
引き上げたたくあんは、別の琺瑯の漬物容器に新しい糠と塩を足しながら大切に漬け直しました。
今年の漬物は白菜、高菜、大根のべっこう漬け、それから古漬けたくあん。
春まで楽しめそうです。

古漬けたくあん_c0335953_23303483.jpg


母から引き継いだ樽はこんな具合に! もっと大事に使わなくてはダメにしてしまいますね!

10年ほど前に、地元の漬物上手な方に「漬物を漬けるのって楽しい」と言ったところ、
「楽しいなんて言っていられないよ! 漬物がなかったら冬は食べるものが無いよ!」
と言われました。本当にそうなのです。車でマーケットに行けば何でも買える今日ですが、
そこまでたどり着けなければ、またたどり着いても棚に品物が並んでいなければ食べるものは
無いのだ(農家ですから卵と米、保存してある野菜はありますが)ということを、
2月の大雪で思い知らされ、食料備蓄の一つとして今年は漬物にさらに力が入りました。
まだまだ思うようには漬けられませんが、それでも家で漬けた漬物と同じ味わいのものは
マーケットには無いことも、毎年漬物の仕込みを欠かさない理由です。
さあ来年は何を植えよう? 何を漬けよう?
 午前零時、外ではさらさらの雪が降り出しました。



by TAMAiGO | 2014-12-29 00:01 | 暮らし


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